2014年12月10日

長野県・新潟県で組織暗号実証実験を実施

NPO法人中央コリドー情報通信研究所では、中央大学研究開発機構に協力し、このたび
長野県大町市、箕輪町、新潟県燕市において各自治体のご協力を得て、自治体等組織における個人情報保護強化の有力な手段となる「組織暗号」の実証実験を行いました。

「組織暗号」は、中央大学研究開発機構辻井ユニットの辻井教授が提唱し、独立行政法人情報通信研究機構(NICT) の委託を受けて研究を進めている新しい暗号方式です。
この暗号方式と従来の暗号方式の大きな違いは、特定の鍵で復号(平文に戻すこと)できる暗号化情報を、その暗号化状態のまま、任意の別の鍵で復号できる暗号化情報へ変換できることです。従来の暗号方式では、元の暗号情報をいったん平文に戻し再暗号化する必要がありました。 この新しい暗号方式を組織間通信に応用した「組織暗号」においては、組織間で通信を行う場合、送信組織の送信者は、受信組織の最終受信者を知らない場合でも、受信側組織の受信代表者に暗号情報を送信し、受信代表者は、送られた暗号情報のラベルを見て、平文に戻すことなく適切な最終情報受信者が必要とする情報のみをその固有の鍵でのみ平文に戻すことのできる暗号化情報に変換して送信することができます。
このようにして、送信組織内の送信者から受信組織の最終受信者にいたるまで、中途で平分に戻すことなく、一貫して暗号情報を送信することができるため、組織内外の情報漏えいの機会を極小にすることができます。
この「組織暗号」は、平成27年に実施が予定される「マイナンバー」制度により、個人情報等の重要情報の組織間の送受信の急増が想定される自治体組織において、個人情報等の保護を強化する有力な手段となると考えられ、この新しい暗号方式の利点を体感していただくために上記3自治体のご協力により、各自治体市役所、役場で実証実験が行われたものです。
実験は、
       長野県大町市    10月15日
       長野県箕輪町    11月7日
       新潟県燕市     11月21日
に、それぞれ、「組織暗号」使用の対象と想定される福祉、防災、税関係の個人情報取扱業務を対象に、実際のその業務に従事する各自治体職員の操作により行われ、「組織暗号」の利点を体感していただきました。当日は自治体、中央大学、中央コリドー関係者のほか、報道関係者なども含め各地の実験とも約20名が参加し、辻井教授ほかによる「組織暗号」の説明の後、各自治体想定業務にたいし実証実験が行われ、、実験参加者からは、現実の業務に適用する場合の質疑等の議論が活発に行われ、実験は成功裏に終了しました。
新潟県燕市における実験には、関係者として事業創造大学院大学およびNPO法人新潟情報通信研究所も参加しました。

NPO法人中央コリドー情報通信研究所では、今後も、中央大学研究開発機構に協力し、「組織暗号」研究およびその実用化を推進し、情報化社会の発展に寄与したいと考えています。
1 実験の状況 (大町市)
無題1.png


2 実験の状況 (箕輪町)
無題2.png



組織暗号化_新聞記事.png

posted by CCC21 at 18:07| Comment(0) | 活動報告
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